現在の日本においてメディアの報道を見るにつけ気になる事がある。特にニュース番組やワイドショウ、さらには広く読まれている週刊誌などが顕著であるのだけれど、社会で起きた事件や物事に対して明らかに悪者を仕立ててこぞって攻撃をするのである。
確かに悪者にされる人達には、避難されるに値する何かがあるのだろうが、攻撃を受ける方は大変だ。社会的にめろめろにされながら生きていくことになる。法律に触れる事をすれば当然のことではあるが、些細な感情的なことや道義的なことでも起こりえることだ。
マスコミの皆さんにとっては攻撃の対象を見つけて、それを報道することにより売り上げを延ばしていくというのはごく自然なことである。マスコミの皆さんにとっては利益を生みながら会社の経営を図っていくというのは極めて当たり前な事で、何も非難をされるような事ではない。ただ、やりすぎるような事がないかどうか、そこが分かれ道になる。そしてチェックを要する所となるのである。
私は最近、メディアに対してチェックが必要だと思うようになった。憲法では報道の自由を謳っており、国をはじめとしておおやけの機関がチェックを行うのは突飛な話であって日本ではあってはならない事である。私は、今の日本はメディアをチェックするメディアが必要になったと痛感するのである。